バットのサイズや規則、安全基準など、バットの基礎知識をご紹介します。

・バットの構造とサイズ・バットの規則金属バットの安全基準


<バットの構造とサイズ>

バットの構造とサイズには、細かい規定があります。公認野球規則をもとに解説しましょう。

バットはなめらかな円い棒であり、太さはその最も太い部分の直径が2インチと4分の3(7.0センチ)以下、長さは42インチ(106.7センチ)以下。製法は、一本の木材で作るか、あるいは二つ以上の長い木片を接合して作る、とされています。

なお、各部の名称と規則上の数値は下図をご参照ください。


<バットの規則>

構造とサイズについての規定以外にも、バットには様々な規則があります。さて、あなたはどこまでご存じですか?

  • バットの握りの部分(端から18インチ/45・7センチ)には何らかの物質(パインタールを含む)を付着させたりザラザラにして握りやすくすることは認められている
  • 金属製バット、木片の接合および竹の接合バット→プロ野球ではコミッショナーの許可があるまで使用できない。アマチュア野球では各連盟ごとに公認があれば使用できる
  • 着色バット→我が国のプロ野球では、ダークブラウン(こげ茶)の着色バットのみ許可されている。アマチュア野球では各連盟・協会の規定に従うこと
  • カップバット(先端をえぐったバット)→バットの先端をえぐる場合、深さ1インチ(2.5センチ)以内、直径1インチ以上2インチ(5.1センチ)以内。くぼみの断面は椀状にカーブしていなければならない
  • ボールの飛距離を伸ばしたり、異常な反発力を生じさせるように改造・加工したと審判員が判断するバット→使用不可。使用したり、しようとした打者は反則行為でアウトになる。例えば詰め物をしたり、表面を平らにしたり、釘を打ちつけたり、中をうつろにしたり、溝をつけたり、パラフィン、ワックスなどで覆うなどが含まれる


<金属バットの安全基準>

日本で金属バットが使われるようになったのは、1970年代のこと。初期の頃はまだ製法の統制がとれておらず、グリップがすっぽ抜けて人身事故につながることもありました。そこで1975年6月、「消費生活用製品安全法」の特定製品に指定され、国の定めた安全基準に合格しないと販売できなくなりました。その安全基準とは以下のとおりです。

  • グリップエンドは、グリップ部分より半径で8ミリ以上大きくないといけない
  • 300キロの力で引っ張っても抜けないような強さでないといけない。
  • グリップは本体にがっちり固定し、その上に滑り止めをしなければならないが、それは100キログラム/センチの力で600回ねじっても異状ないもの
  • 打球部等の金属表面には、強度劣化をまねくので刻印をしてはいけない

  • ヘッドキャップは抜けないようしっかり固定する

    なお、合格製品にはSG(Safety Goods)マークが付けられ、万一の場合には損害賠償されるよう定められています。


 





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